肌から油分がなくなるとは、細胞と細胞を繋ぎとどめている細胞間脂質がなくなることで角層に隙間ができます。その隙間から水分が蒸発します。さらに肌の隙間からアレルゲンや細菌などの異物が侵入しやすくなります。その結果、肌の内部に炎症性サイトカイン(インターロイキン−1α(IL-1α)など)が放出され、炎症反応が連鎖して敏感な状態やシミ(色素沈着)になります。
ですから「乾燥」が繰り返されたり、長く続いていることは危険信号です。
なぜならその状態はすでに肌内部でダメージの連鎖反応が起こっているということだからです。